肩・肘・手首関節の後遺障害

肩から先を上肢(じょうし)と呼びます。

関節の機能障害の認定基準

器質的損傷が画像で確認できることが前提条件

「関節の機能に障害を残すもの」とは、関節の可動域角度を、患側(ケガをした側)と健側(健常な側)の他動値(主治医が計測する値)を比較して、1/2以下に関節可動域が制限されていると判断されるものが「機能の著しい障害」(第10級10号)となり、3/4以下に制限されていると判断されるものが「機能の障害」(第12級6号)となります。
骨折や脱臼(骨傷)はレントゲンにて確認できます。
ちょっと乱暴ながら、関節患部に痛み止めの注射を行って、痛みから解放させた状態でも、関節の運動に制限があることが認められるのは、骨折後の骨癒合の不整や、欠損、変形治ゆ等であり、このケースでは初診時の傷病名は「上腕骨近位骨折骨折・肩関節面脱臼」で、その後の症状経過から、「上腕骨の癒合不良」、「鎖骨の変形」等の傷病名が付されます。

単に可動域の測定値の問題ではありません

関節の機能障害の認定基準は、患側(患部側)と健側(健常側)の関節可動域を医師が測定した他動値にて、患側と健側を比較して、関節によって2/3以下又は1/2以下である場合に、相当な後遺障害として認定されています。医師による他動値の測定結果は評価項目ですが、重要なのは「何故、可動域制限があるか」という原因について医証や画像で確認できることになります。

後遺障害の対象となる傷病について

傷病名や病態、部位によって個別の対応が必要です。

まず、関節の障害は、関節可動域の制限の原因が器質的変化と機能的変化では、後遺障害の立証が異なります。
次ぎに、神経症状=痛みを伴うか否かでも、その立証方法が異なります。被害者請求にて適正な後遺障害の認定を得る為には、療養の終了時点=症状固定時に主治医が記載する後遺障害診断書の所見によって決まります。したがって、事故受傷より3か月を過ぎて、なお、症状が改善せず、障害が残っている場合には、症状固定に向けて準備を進める時期になります。
その上で、事故より半年が経過した時点で、主治医にご協力を頂いて、後遺障害診断書に障害が残存しるいる事が他覚的所見によって証明できるものにする必要があります。

肩関節の機能障害

肩には5つの関節があります。

一般的に肩関節というと、脇の少し上にある関節を想像されると思います。これは、肩甲上腕関節と呼ばれるもので、実際の肩の動きはココだけで行われるいるものではありません。肩甲骨と鎖骨をつなぐ肩鎖関節や、鎖骨と胸にある胸骨をつなぐ胸鎖関節や、肩甲骨と肋骨の間にある肩甲胸郭関節があります。さらに、腱枯骨と肩峰と烏口突起を結ぶ烏口肩峰靱帯と上腕骨との間に肩峰下関節があります。 つまり、肩の運動に関与する関節は5つあることになります。

後遺障害の対象となる傷病名は

外傷性肩関節脱臼、関節周囲炎、腱板断裂/損傷、肩鎖関節損傷、胸郭出口症候群、神経根引抜き損傷、上腕神経叢麻痺等になります。

肘関節の機能障害

肘を曲げる動作の主導作筋は、前腕の状態により変わります。

肘関節を曲げる運動は日常生活で非常に良く使われる運動です。
手の平を上にした運動(茶碗も持つ)回外位という状態では上腕二頭筋と上腕筋が主動作筋として働き、手の平を内側にした運動(コップを持つ)中間位という状態では、腕骨骨筋が主動作筋になります。これは肘関節には生理的外反があり、肘関節を伸ばした時に前腕の歩年は少し外へ傾いている(10~15度)ことによります。
後遺障害の対象となる傷病名は
靱帯断裂、靱帯損傷、肘関節拘縮、橈骨神経/尺骨神経麻痺等になります。

手関節の機能障害

手関節はケガをし易く、治り難い

手関節は、手側にある手根骨と、前腕側にある橈骨と尺骨で形成されています。手側の手根骨は8個の小さな骨から形成されています。
手根骨の8つの骨は巧みに組み合わされているばかりか、靱帯でしっかり固定されています。その為、手を強く打ち付けるたりすると、微妙に手根骨の位置関係に狂いが生じ、痛みの原因となります。
後遺障害の対象となる傷病名は
手関節骨折後、橈骨/尺骨遠位部骨折後、腱損傷・手根管症候群・神経損傷・TFCC損傷等になります。

手指関節の機能障害

筋肉を使い分けて絶妙な動きを作り出します

手指の関節は単純な関節ですが、様々な動きを可能としています。
手指の骨は、基節骨・中節骨・末節骨の3つから形成されており、中手骨と基節骨の間を中手指関節(MP)、基節骨と中節骨の間を近位指節間関節(PIP)、中節骨と末節骨の間を遠位指節間関節(DIP)、親指(母指)には中節骨がありませんので季節骨と末節骨の間を指節間関節(IP)と呼んでいます。これらの関節は屈曲と伸展しか行えない1軸性の関節です。
近位指節間関節を屈曲させるのは浅指屈筋で、遠位指節間関節を屈曲させるのは深指屈筋、伸展させるのは指伸筋になります。
後遺障害の対象となる傷病名は
手根骨/中手骨/基節骨/中節骨/末節骨骨折後、腱断裂/損傷、正中/尺骨/橈骨神経損傷等になります。

神経障害(関節の痛み)としての認定基準

筋肉を使い分けて絶妙な動きを作り出します

手指の関節は単純な関節ですが、様々な動きを可能としています。
手指の骨は、基節骨・中節骨・末節骨の3つから形成されており、中手骨と基節骨の間を中手指関節(MP)、基節骨と中節骨の間を近位指節間関節(PIP)、中節骨と末節骨の間を遠位指節間関節(DIP)、親指(母指)には中節骨がありませんので季節骨と末節骨の間を指節間関節(IP)と呼んでいます。これらの関節は屈曲と伸展しか行えない1軸性の関節です。
近位指節間関節を屈曲させるのは浅指屈筋で、遠位指節間関節を屈曲させるのは深指屈筋、伸展させるのは指伸筋になります。
後遺障害の対象となる傷病名は
手根骨/中手骨/基節骨/中節骨/末節骨骨折後、腱断裂/損傷、正中/尺骨/橈骨神経損傷等になります。

被害者請求による異議申立手続きを承ります。

立証責任は請求者に有ります。

後遺障害認定の実務は、因果関係かつ医学的に認めれらる事を書面で立証する手続きです。しかも請求からその結果に至るまでは凡そ3ヶ月の時間が掛かります。ご自分の自覚症状をどの様な書面にするのか?他覚的な所見としてどんな検査が重要視されるのか?、医学的な検査や所見の重要度は何か?,これらが専門家の知識であり知恵になります。

異議申立の成功率

「異議申立成功率70%以上」と記載している他の行政書士等のHPがあります。実際は自賠責においては1割未満であり、紛争機構においても1割未満です。明らかに誇大であり、被害者の期待権を侵害するものです。見込みの有無については判断できますが、その結果については、判断する機関は損害保険料率算定機構や自賠責紛争処理機構になりますので、人事を尽くして天命を待つしかないことになります。

異議申立手続きの過誤? 期待権と事務のアンバランス

法律事務所や行政書士へ異議申立手続きを依頼され、その結果を受けてからの相談が増えています。
結果が受け容れられないのは当然ながら、その手続きにおいて、異議申立によって後遺障害が認定されることを期待する依頼者の心情に対して、稚拙・拙劣な立証内容と手続きが遅延したり進捗連絡や報告が無いことによって、相談時の後遺障害認定の見込みや見立て等の賛助とはかけ離れていた事に対して、納得が行かないケースの相談です。
弁護士等特約を利用する際に、損保より薦められた事務所や、成功事例を喧伝している事務所等に委任をされては、どうやら期待に添える手続きや結果に結びついていないことが窺えます。

費用に付きましては

自賠責保険への被害者請求による異議申立により等級認定取得の為のご支援における費用は、業務受任時に 事務手数料として2万円、その後等級認定に至った場合には結果報酬が15万円にて承っております。ただし、重篤な障害(1~9級程度)が残遺している場合にはこの限りではありません。
また、経済的にご事情がある場合には、ご遠慮なくご相談ください。
結果報酬は等級認定が成されなかった場合及び等級変更が成されなかった場合には支払いは発生しません。
なお、認定の見込み無い事案では無料相談の際に、「お役に立てません」とご返事をさせて頂きお断りをさせて頂いておりますので、ご了承下さい。

被害者請求の手続きに伴う書類作成については、メール無料相談をご活用下さい。

情報はあふれていますが、それではご自身の問題に置き換えて問題解決するは出来ません。第三者としての専門家に相談してみることで、その後の事態は大きく変わる見込みがあります。また、無料相談の範囲については、数回のメールの送受信になると思います。多くの方は無料相談で問題解決しています。
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