腰痛の原因として

外傷性の傷病名、その病態と症状の関連

痛みの原因を知る

事故受傷後に急性期(3ヶ月)を過ぎても痛みが続き、改善されない場合には、原因があるはずです。
腰痛の発生については、腰部の皮膚、皮下組織、筋肉に原因のある痛みはその高さの脊髄神経後枝により、椎間関節の捻挫や炎症、変形性変化による刺激は内側枝により捉えられ、椎間板の変性や、椎間板ヘルニアや外傷による後縦靭帯の断裂、硬膜外腔のその他の病変は、神経根そのものに対する圧迫刺激のほかに洞脊髄神経をも刺激して痛みとして捉えられる。しかしながら、痛みの局在は必ずしも正確には限定されないとされ、腰痛の原因診断はその特定ができるものは15%であるとの報告もあります。
下記の傷病名は、受傷時には診断に至らない場合が多く、治療や症状経過を経て、MRIやCTなどの画像検査が行われ、理学検査等の裏付けが認められた場合に確定診断に至ります。
これらの傷病名では、「局部に頑固な神経症状を残すもの」第12級13号に該当する場合や、損傷部位がL5/Sで排尿障害等を伴う場合には、泌尿器の障害として認定される場合があります。

腰部脊柱管狭窄症

外傷性により惹き起こされた症状として

他覚的所見としての画像

レントゲンやCT・MRIの画像にて狭窄が確認できることが前提になります。
狭窄症と診断された場合には、狭窄部の神経が支配する部位や筋肉に異常来していることが確認できることが重要になります。
中高年の被害者の方では、医師が「経年性」と判断することもあります。事故前に腰痛で通院履歴が無いことと、事故によって出現したものであることを説明する必要があります。

医学的な知見

腰部脊柱管狭窄症とは、腰椎を構成する多くの組織の退行変性が、狭窄状態を形成する原因となり、その形態変化は徐々に進み、神経組織も在る程度までは順応して無症状で経過するが、限界を超えると神経刺激症状や神経脱落症状を呈するようになる。
典型的な症状は神経性間欠跛行であり、症状は立ち仕事や歩行などで増悪するため、形態上の変化の程度だけではなく、日常生活や仕事での活動性の程度によっても症状の重症度は左右される。神経学的には、軽傷の場合では神経刺激症状のみで神経学的異状所見は呈さないが、重症の場合には筋力低下、深部腱反射の低下又は消失、知覚鈍磨などの死因系脱落症状も呈し、さらに、会陰部の異常感覚、尿意切迫・失禁などの膀胱直腸障害を呈することもある。

神経根性腰痛

外傷後の病態と症状を理学診断・電気生理学検査・MRIにて確認

軟部組織はMRIにて

神経根性の立証は、まず軟部組織の異常の有無が確認できるMRI検査を受診して頂き、その検査によって得られた画像から読影した結果より、傷病名が付されることになります。
その後は、整形外科医による理学検査や神経内科における電気生理学的検査にて、その裏付けとなる他覚的な所見を得ることが必要になります。
医学的な知見
神経根性腰痛とは、椎間板ヘルニアによる座骨神経痛に代表される神経根刺激症状を伴った腰痛で、腰部神経根症状は、通常知覚と筋力、深部腱反射から評価をされる。神経根型では単根性障害がおこり、歩行によって出現する痛み、しびれ、脱力などはある神経根の領域に限られる。また、安静時にも痛み、しびれ、筋力低下などがあり、これが歩行により増悪する場合がある。この場合は腰椎椎間板ヘルニアの症状と差が少なく、また発症高位の頻度も同様ですが、腰部脊柱管狭窄症における単根性障害では、安静時における神経根刺激症状はあっても軽くSLR(ラセーグ徴候)の制限も起こらず、これに対して、腰椎椎間板ヘルニアでは発症も急激であり、神経根刺激症状もつよく、したがってSLR制限もおこりやすくなる。また、この型では膀胱直腸障害もまれである。 腰椎変性すべり症とは、椎間板の変性と椎間関節の変性が進む過程で剪断力が作用してすべり変性が生じることを原因とし、L4/5に好発する。その症状は、すべり変形自体では症状が呈さす、二次的に起こるすべりの変形部での脊柱管狭窄により症状を呈する。そのため、症状、臨床所見は腰部脊柱管狭窄症を同様である。 変形性腰椎症とは、腰椎の退行性変化を認め、それによる腰痛などの症状を呈するものの総称であり、腰部脊柱管狭窄症や変性すべり症はこの疾患の1つの型である。

馬尾神経障害・馬尾症候群

外傷性の病態で、泌尿器を受診へ

事故受傷から1ヶ月以内に排尿障害等が有る場合には、整形外科の主治医より紹介状を発行して頂き、泌尿器科を受診して下さい。
泌尿器障害が後遺障害として認定されるのは、泌尿器科の医師が発行する後遺障害診断書になります。
医学的な知見
馬尾神経障害(症候群)とは、馬尾が圧迫されて症状の発現したもの。両下肢の柊痛、感覚障害、運動麻痺のほかに、膀胱直腸障害、会陰部のしびれ感や感覚障害が特徴的に出現する。
巨大な中心性ヘルニア、馬尾腫蕩、腰部脊柱管狭窄症などでみられる。 間欠跛行 歩行により、下肢の疼痛、しびれ、脱力が出現、あるいは増強し、歩行困難になる。しばらく休息すると、症状は消失あるいは減弱し歩行可能となるが、また歩行すると同様の症状が出現する現象を間欠岐行という。

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