痛みの定義、表現や性状

痛みの表現・痛みの性質(性状)は急性期と慢性期では違うことも

痛みとは、「痛み:実際の、または潜在的な組織損傷を伴う不快な感覚的、精神的な経験」と国際疼痛研究学会(IASP)が提言しています。常に主観的で、感情的な経験とも言われています。
事故受傷時の痛みは侵害受容性の痛みで、耐え難いものです。その後治療経過により、電気が走る様な痛みや、重く鈍い痛みに変化する場合があります。
疼痛は、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心因性疼痛に分類され、重複した痛みは混合性疼痛になります。
慢性疼痛とは、痛みを起こす原因がちゆしたと思われる後もさらに残る痛みか、原因病変のちゆが不可能で長期に渡る痛みであって、3~6ヶ月以上続くものとされています。

「痛み」の後遺障害の認定基準

痛みの原因については、主治医から説明を受けることが必要です。

後遺障害等級は身体障がいの程度に応じてその序列と系列が規定されていますので、痛みを主訴とする場合は神経症状として障害程度の評価が行われます。
痛みは、目視できるものでも、客観的なはかりが有るわけでもありませんの、身体障がいとしては「見えにくく、判別しづらい」症状になります。
この見えにくいものを、複数の理学診断結果から、浮き上がらしていくことが必要になります。
神経学的検査(整形外科の領域)といわれるものは、表在知覚、深部知覚、反射、筋力テスト、疼痛誘発試験、関節可動域検査等です。
これらの検査により、障害や病変を探りながら診断しています。
原因が明確で、理学診断にて裏付けがある場合には、後遺障害に該当する見込みがあります。
つまり、整形外科よりペインクリニックの紹介を得て、そのクリニックにて一定期間の治療を受けた場合には、神経学的検査が適宜に適切に施行されていますので、その結果及び状態について、その診断や見解をペインクリニックの主治医に聞くことができます。
この診断が得られることは、大きな利点になります。

痛みの評価

疼痛は下記の4項目により評価がなされます。
1.痛みの部位
2.痛みの性質を言語表現
3.痛みの時間的変化
4.痛みの強さ
現在の痛みの程度は、(痛みは無い→軽い→不快な→悩まされる→ひどく不安な→激しく苦痛な)。時間的変化として(短時間の、一瞬の、一時的な、律動的な、周期的な、間欠的な、持続的な、間断のない、常時)。
併発症状は(悪心→頭痛→めまい→眠気→便秘→下痢)。睡眠(良好→断続的→不眠)などの主訴を主治医へ伝える事が重要になります。外傷による器質的損傷が画像で確認でき、関節の機能障害は後遺障害の基準以下であるが、関節の運動に伴って痛みの症状が出現する場合には、神経症状として後遺障害に該当するか否かの問題になります。
これを立証するのは、主治医による理学診断や、電気生理学的な検査結果などの他覚的な所見によることとなります。
また、骨癒合がレントゲン等で確認された後も、患部及び周辺に痛みが持続する場合には、疼痛緩和の治療が行われますが、その効果に乏しい場合には、専門外来(ペインクリニック等)を紹介受診して頂くことも重要になります。
ペインクリニックは主として疼痛性疾患を対象として、その診断と治療を主に神経ブロックを応用して行う診療部門です。

痛みの診断と評価

ペインクリニックにおける問診と診察内容

問診、視診、触診、打診などに加え、神経学的所見(感覚 運動 反射)や歩行姿勢なども、診察します。その上で、必要に応じて血液・尿検査、画像検査(単純レントゲン、MRI、CTなど)や神経伝導速度検査、その他の検査を行います。
問診は、1.発症時期、2.部位、3.強さ、4.パターン:持続/突出痛、安静時/体動時痛、5.痛み方を言語で表現、6.増悪・軽減因子、7.付随する症状、8.日常生活支障度、9.睡眠障害の有無や程度、10.気分変化の有無や程度、11.他の身体症状、12.既往歴や現在治療中の疾患になります。
診察は、1.歩き方や姿勢、2.表情、3.話し方、4.視診、5.触診、6.圧診、7.打診、8.神経学的所見(感覚/運動障害、性状/病的反射)になります。

整形外科から転院

整形外科の主治医に相談されて、紹介状を発行してもらう

痛みの専門的な治療を受けたい時は、整形外科の主治医に相談されて、紹介状を発行してもらって、その紹介先を受診してください。
これで、ペインクリニックより整形外科の主治医に返信が届き、その結果、治療の一貫性が保たれることになります。
捻挫後の症状等で、施術所・整骨院等へ通う方がいますが、これらは医療機関ではなく専門的な治療を受けら得れるはずもありません。

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