器質的損傷とは

エックス線写真等にて画像で確認できること

器質的損傷とは、

器質的損傷とは、「解剖学的に損傷のカタチが認められるもの」になります。 ある障害や病変の原因などについて,身体の器官のどこかが物質的,物理的に特定できる状態にあるということになります。
具体的には、 後遺障害の認定基準では、「エックス線写真、CT画像又はMRI画像(以下「エックス線写真等」という。)により○○骨折等を確認することができる場合」と記載されていますので、エックス線写真等にて器質的な損傷が画像で確認できることが前提条件とされています。
骨傷が骨の損傷であるの対して、器質的損傷は、骨もそれ以外の体を構成している器官(靱帯や腱、椎間板や半月板などの軟部組織や、皮膚、筋肉なども含む)になります。
この場合には、エックス線写真では確認・判読しづらいものですので、CTやMRI検査にて確認できるものになります。

骨傷と器質的損傷とは

損傷(injury)と外傷(trauma)

骨傷とは骨折又は脱臼のこと

医学用語では、損傷(injury)と外傷(trauma)と損傷は必ずしも一致するものではありません。 骨傷は骨折又は脱臼になりますので、初診時にエックス線(X-P)にて確認できるものです。
これに対して、器質的損傷は、エックス線(X-P)にて確認できるものと、CT及びMRIにて確認できるものがあります。
外傷性の傷病名は部位と病態を示していますので、器質的損傷の場合には、外傷による病変として傷病名が付されることになります。
例示、脛骨高原骨折、半月板損傷

器質的変化と機能的変化

似たような単語ですが、その意味合いが違います

器質的な病態ないし病気とは、いつみても、誰がみても特定の場所に特定の病変を見出すことができるものをいいます。
例えば,器質的病変があるといえば,脳を含む体のどこかが損傷を受けた結果不具合が生じている状態であると言っていることになります。
これに反して機能的と言う場合は,特にどこにも損傷がないが,正しく機能しない状態を示しています。ややもすればこの機能的とは原因不明と解釈されるケースもあります。

器質的変化の他覚的所見

画像の読影診断による傷病名の障害程度が評価できる

後遺障害の障害程度は、医証(診断書・後遺障害診断書・画像所見)に基づいて判断がなされます。
この医証に記載された所見が評価されることになりますが、ここにいう他覚的所見とは、一般的には、医師が客観的観察によって確認できる身体的異常いい、理学的検査(視診・打診・聴診・触診)、画像検査や神経学的検査によって確認される所見をいいます。
これらの検査で、客観的に証明される厳密な意味での他覚的所見として見なされるのは、画像検査、電気生理学的検査、変形、反射異常、筋萎縮等になります。
これらは、いずれも、患者の意志に左右されない客観的な理学検査や診断に基づくものになります。

後遺障害認定での否認理由から

変性所見、外傷性の異常所見、骨傷等の器質的損傷の有無

否認の理由として

提出された画像上、「変性所見は認められるものの、 本件事故による骨折等の器質的損傷は認められず」、「本件事故による骨折や脱臼等の明らかな外傷性の異常所見は認められず」、「本件事故による外傷性変化が認められず、同部位に骨傷等の器質的損傷があったとは捉え難い」との理由が記載されています。
ここにいう「変性所見」とは、変性は外傷の反意語で、既往病として疾患があることを示しています。

明かな異常所見とは

次に、「明かな外傷性の異常所見」とは、骨傷の場合はレントゲン画像で確認できる骨折又は脱臼を示し、器質的損傷や変化の場合は、MRIにて確認できる軟部組織の異常を示しています。
したがって、事故による外傷性変化としては、骨傷や器質的な損傷が画像で確認できることが前提条件として扱われているのが実情です。

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