手関節・手指関節の可動域制限

器質的な外傷性損傷が画像で確認できる事が前提条件

関節の可動域制限は機能障害であり、身体障がいとして後遺障害の認定基準に基づいて、障害の評価がなされます。
この機能障害では、関節の機能(運動)障害を起こしている原因が、器質的損傷(解剖学的にカタチのあるもの)によるものであることが確認できる事が前提条件になります。
この器質変化には、骨折・脱臼以外にも、関節それ自体の破滅や硬直によるもののほかに、関節外の軟部組織の変化によるものも含まれます。

外傷性傷病名と病態

医学上の傷病名は、「解剖学的部位名」+「外傷態様」で表します。「右手骨骨折」や「左手関節脱臼」が外傷性傷病名になります。 これに対して、「症」・「病」・「症候群」・「障害」という傷病名は、外傷性の傷病によって至った病態を示す傷病名になります。

治療は「手の外科外来」又は「手の外科専門医」へ

手外科専門医は、整形外科学または形成外科学を基盤として上肢に関わる疾患の病態を詳細に把握し、優れた診療実践能力を有する医師で、手疾患に関する医学的スペシャリストです。
手関節の可動域障害や痛みが続く場合には、専門医にて治療を受ける事をお薦め致します。通院先の主治医に、「手の外科専門外来又は専門医」を紹介して欲しいとリクエストをされ、主治医より紹介状が発行されて転医することが重要です。

手関節の可動域障害

患側と健側の他動値を比較して障害程度が評価されます。

手首の関節は、腕からの尺骨と橈骨と手指の骨の間に、2裂に配列された8個の小さな骨が関節と靱帯で結合されて構成されています。
患側と健側の他動値を比較して、1/2以下の場合には10級11号(「1上肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの」)、3/4以下の場合には12級7号(「1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの」)との認定になります。

手関節の可動域測定

上肢関節可動域表示と測定要領

手指の関節可動域障害

手指の機能障害(関節可動域障害)

手指の関節機能障害は、指や関節によって区分されています。
母指(親指)の関節可動域障害は、「1手の母指又は母指以外の2つの手指の用を廃したもの」(第10級7号)とされ、この「用を廃したもの」とは、健側と比較して患側の他動による計測値が1/2以下に制限されていることになります。
他の指は、「1手の示指、中指、環指の用を廃したもの」(第12級10号)とされ、「1手の小指の用を廃したもの」(第13級6号)とされています。
また、「1手の母指以外の手指の遠位指節間関節(DIP=第1関節=指先に最も近い関節)を屈曲することができなくなったもの」(第14級7号)とされています。

手関節の骨折後の症状

手関節は橈骨・尺骨・手根骨にて構成されています。

足関節部の骨折は、転倒等で手をついた時に発生することが多く、橈骨遠位端骨折、手根骨の舟状骨折、月状骨折、三角骨骨折などがり、手根骨の骨折は初診時に見逃されることが多い骨折になります。
骨折に伴って、腱損傷や神経損傷を伴うことがあります。
疼痛、関節の拘縮、骨萎縮の3徴候が認められる場合には、複合性局所疼痛症候群(CRPS)として、特殊な性状の疼痛障害としての評価が行われます。。

TFCC損傷(三角線維軟骨複合体)

痛みが続く場合にはMRI検査を

手首の外傷で、転倒して手をついたりしたときなどの外傷によって生じる場合手関節捻挫は、手をついたり、ひねったりして、手関節部に疼痛が生じる軟部組織損傷で、いくつかの病態があります。
手をついたり、手首を小指側に倒したり、ドアノブを回すような動作で痛みが走り、手首小指側の痛みを引き起こします。
TFCC単独損傷では単純X線で特有の所見は得られず、MRIが有効です。
徒手検査は尺骨頭ストレステストによって疼痛が増強し陽性になります。手術によっても、事故前の状態までの改善が得られないことが多いとされています。
後遺障害は、手関節に可動域制限がある場合には機能障害として、痛みが残存する場合には神経症状として、障害程度の評価がなされます。

治療は「手の外科外来」又は「手の外科専門医」へ

保存的又は外科的(手術)による治療の必要性の有無を含めて、専門的な医師による治療が必要です。TFCC損傷と診断された場合には、手の外科の専門医にて治療を受ける事をお薦め致します。

痛みによる可動域制限

器質的な外傷性損傷が画像で確認できる事が前提条件

関節の機能(運動)障害を起こしている原因が、器質的損傷(解剖学的にカタチのあるもの)によるものであることが確認できる事が前提条件になります。 この器質変化には、骨折・脱臼以外にも、関節それ自体の破滅や硬直によるもののほかに、関節外の軟部組織の変化によるものも含まれます。

外傷性傷病名と病態

医学上の傷病名は、「解剖学的部位名」+「外傷態様」で表します。「右手骨骨折」や「左手関節脱臼」が外傷性傷病名になります。 これに対して、「症」・「病」・「症候群」・「障害」という傷病名は、外傷性の傷病によって至った病態を示す傷病名になります

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