耳鳴・頭痛・失調・平衡感覚の後遺障害認定

それぞれ専門の診療科への受診が必要です。

救急診療では、先ずは重篤なケガの状態を確認します。主たる傷病名が整形外科領域だった場合で、上記の様な症状が出現し、改善されない場合には早期に主治医へご依頼されて下さい。
主治医へ事故後に出現した症状を伝えて、症状に応じて他の診療科へのコンサルト又は他院への紹介状を依頼して下さい。
その上で、それぞれの専門科(脳外科・耳鼻咽喉科)にて、検査を受け、治療を継続して頂くことが必要です。

耳鳴りの後遺障害

神経症状ではありませんが、出発点は頸椎捻挫の場合があります。

耳鳴・耳漏については、「30デシベル以上の難聴を伴い、著しい耳鳴を常時残すことが他覚的検査によって立証可能なもの」は12級相当、「30デシベル以上の難聴を伴い、著しい耳鳴を常時残すもの」は14級相当と規定されています。
事故受傷後に耳鳴が出現した場合には、整形外科と神経内科に加え、耳鼻科を受診されて下さい。
この障害の立証は耳鼻科における聴力検査になります。オージオメーターによる検査を受け、オージオグラムとピッチマッチ検査、ラウドネス・バランス検査により立証します。
耳鼻科の傷病名は「感音難聴」で、耳鳴の症状が認められる場合には、数度の通院時の検査と経過観察によって、「今後の通院の必要な無い」=「症状の改善は見込めない」と医師が伝える場合があります。
後遺障害が認定されるに為の前提条件は半年間以上の通院と、かつ、その半年間に4週間以上の通院中断が無い事ですので、半年間は通院を継続する必要があります。

頭痛の認定基準

自賠責=交通事故後の症状での認定は稀

頭痛については、頭痛の型の如何にかかわらず、疼痛による労働又は日常生活上の支障の程度を疼痛の部位、正常、強度、頻度、持続時間及び日内変動並びに疼痛の原因となる他覚的所見により把握し、障害等級を認定する事となる。」と規定されています。
その上で「通常の労務に服することはできるが、頭痛が頻回に発言しやすいくなったもの」は、第14級に該当する。と規定されています。
しかし、自賠責において頭痛の症状のみで後遺障害が認定される事は稀です。
これは、事故受傷後に頭痛が発現し、その後も継続している場合には、頭痛専門外来へ通院して頂く事が必要ですが、多くの方が、脳神経外科で異常なしとされ、整形外科では問題なしと判断される事によって、専門的な治療を受ける機会を逸していることも一因です。

失調、めまい及び平衡感覚障害の認定基準

頭部外傷後の障害として

「失調、めまい及び平衡感覚障害については、その原因となる障害部位によって分かることが困難であるので、総合的に認定基準に従って障害等級を認定することとなる」と規定されています。
その上で、「めまいの自覚症状はあるが、眼振その他平衡機能検査の結果に異常所見が見られないものの、めまいのあることが医学的にみて合理的に推測できるもの」は14級に該当する。と規定されています。
この障害では、深部知覚、前提、眼、小脳、大脳の障害が立証されている事が前提条件となります。つまり、事故受傷時に頭部外傷が認められている事になり、かなり厳しい条件になります。

頚椎捻挫後の症状として

頚椎の上部に強い応力が加わった場合には、自律神経系統の障害として、失調やめまい、平衡感覚障害が出る場合があります。
頚椎捻挫の治療は整形外科になりますが、これらの症状は専門外のケースが多いのが実情ですので、事故受傷より1か月を経ても症状が改善しない場合には、整形外科の主治医に専門医への紹介を依頼されて下さい。

ここに言う専門医は、神経内科になります。ご相談事案で多くの方が脳神経外科を紹介されています。脳神経外科は外科ですので、基本的に手術などが必要な病気を扱います。脳腫瘍や脳動脈瘤などが脳神経外科でみる代表的な疾患です。脳神経外科にて異常が確認できるケースは極わずかであり、ややもすれば脳神経外科の医師は、脳下的には異常なしと診断されてしまいます。
神経内科とは、神経内科とは精神科や心療内科と異なり、精神的な問題からではなく、脳や脊髄、神経、筋肉に病気があり、体が不自由になる病気を扱います。 神経内科では、神経学的検査チャートによる様々な検査が施行され、めまいや平衡感覚障害では重心動揺検査などが施行され、神経学的な異常の有無を確認した上で、診断がなされます。その上で症状に応じた処置や処方がなされることになります。
頚椎捻挫後の症状で、脳と神経学上の異常の有無が確認できるのは神経内科になります。

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